新住協 中部東海支部

㈱中島工務店

岐 阜 県

㈱中島工務店
〒508-0421 岐阜県中津川市加子母1005
TEL.0573-79-3131
URL:http://kinoie.in/
E-mail:nakashima@nakashima-net.com

住宅部部長
中島 大地

日本の森林と林業の再生を願う中島工務店は、岐阜県が全国に誇るブランド「東濃ひのき」のふるさと・岐阜県中津川市加子母から、中部地方の他に関東・関西でも木の家をつくっています。

無垢材と大工技術による家づくりに加え、高断熱による快適性を体感してもらおうと、5年前に住宅展示場「長久手Studio」を建築しました。

ご来場者には、暖房・冷房の効きが良く温度差の少ない居住空間で、断熱の威力を実感して頂いています。

しかしそれ以上に、日々「長久手Studio」で働く私達が一番の恩恵を受けています。

東濃ひのきの里・加子母発

木と建築の専門家集団がつくる家

住宅展示場「長久手Studio」 

モデルハウス・名古屋支店・雑貨ショップ「木まま工房」・セミナールームを併設。

外壁はそとん壁+桧張りで、無垢の木と自然素材の美しさが引き立つ。

中島工務店の本社がある岐阜県中津川市加子母は、伊勢神宮の式年遷宮御用材を伐り出す木曽ヒノキ備林が生育する、古くからの林産地。

1970年代後半、私たちは地元の林業・木材産業の活性化のため、当時の加子母村長と共に産直住宅事業をスタートしました。

以来40余年、培ってきた木と建築への深い知見を活かして、自社設計・自社工場・自社大工による一貫生産体制を整備。

良質な無垢材の魅力を引き出す設計デザインと緻密な施工で、お客様の想いを丁寧に描き出した、唯一無二の住まいをつくり続けてきました。

そんな私たちの考え方を具現化したのが住宅展示場「長久手Studio」です。

東濃ひのき・長良すぎ・高野槇など、岐阜県産の無垢材を随所で体感できるほか、オリジナルキッチンや洗面化粧台など、自社工場で制作した多彩な造付家具も見ごたえ十分。

付加断熱仕様だから、夏はエアコン1台、冬はペレットストーブ1台で心地いい空間を体感できます。

木と建築の専門家集団がつくった住宅展示場「長久手Studio」。

無垢の木×和モダン×高断熱住宅を考えているなら、一見の価値があります。

勾配天井で空間をゆるやかにつないだLDK+ロフト。

天井と床の杉無垢材と落ち着いた色合いの中霧島壁のバランスが心地いい。

リビングから続くインナーデッキ。

外なのにプライベートな空間はまさにアウトドアリビング。

キッチンからリビング、インナーデッキを望む。

造り付けの収納が木の家らしさを引き立てる。

寝室と書斎、奥にはウォークインクローゼット。

造り付けのカウンターが使いやすい。

庭とのほどよい距離感が心地いい縁側。

すだれを下ろしても風情がある。

設   計
中島 創造

お施主様の希望は、冬場の外気温がマイナス10℃前後になることもある故郷で暖かく暮らせる家。
これまでに何度か家づくりを経験していることから、建物配置・間取り・部屋の大きさ・仕上げ材・開口部サイズ・暖冷房設備など細部にわたる要望もありました。 そこで夏冬期の日射取得・遮蔽をはじめ室温変化、春秋期における通風計画、年間冷暖房負荷などのシミュレーションを繰り返し提案。
住まい手様の要望を色濃く反映しつつ、温熱環境・耐震性能等にも配慮した家を実現しました。

付加断熱+トリプルガラスマイナス10℃の東濃で暖かく暮らす家

床は杉、壁と天井は桧。お施主様の願いだった無垢の木に包まれた空間。

東濃ひのきの里・加子母からお施主様のもとに木材を直接お届けし、地元の大工職人が建てる家〝産直住宅"。
中島工務店は本社のある中津川市加子母を中心に、40年にわたって全国に産直住宅をお届けしてきました。 無垢の木のよさを活かすのはもちろん、お施主様の想いにとことん耳を傾け、プロとして最良の答えを導き出すのが私たちの務めです。
近年はお客様の性能面への期待も高く、特に住み心地や健康に関わる断熱性能の向上は工務店の責任と考えて取り組んでいます。 今回ご紹介するお施主様・H様は長く暮らした東京を離れ、ふるさと東濃・付知町に終の棲家を構えたいという願いを胸に中島工務店を訪れてくださいました。 課題となったのは冬の寒さ。
付知町は東京に比べて冬の気温が10℃以上低く、時にはマイナス10℃にもなります。
そこで充填断熱に加えて付加断熱を提案。開口部にはトリプルガラスを採用、お施主様念願の薪ストーブは生活空間の真ん中に据えて煙突を介して2階の寝室にも暖気を届けるよう配置しました。 「これで冬も心配ありません」とH様。
故郷の豊かな自然と懐かしい人たちの笑顔に包まれて第二の人生が始まります。

そとん壁に杉板張り(塗装)の戸袋が美しい外観。玄関には高断熱桧ドアを採用、見映えと性能を両立した。

ふるさとの景色を窓から望む。トリプルガラスだから大開口でも暖かさを逃さない。

落ち着いた印象の和室。照明も造作で。

寝室は勾配天井に梁見せ。シラス壁に桧の柱が映える。

玄関と生活空間をつなぐホール。和の佇まいが訪れる人を迎える。

住宅部部長
中島 大地

中島工務店は、日本の森林再生を願い、東濃ひのきのふるさと、岐阜県中津川市加子母から、関東・中部・関西で「産直住宅」を提供して35年目を迎えます。 お客様一人ひとりの希望をカタチにしながら、健康で暮らすことができる快適な住環境を追求して、数年前に新住協に入会し高断熱高気密住宅に取り組み始めました。 一生涯のパートナーとして、性能・デザイン・素材・コスト・メンテナンス体制等、お客様に総合的に納得していただける住まいづくりを目指しています。

大空間×無垢の木×暖かさ
住まい手の想いをバランスよく実現

「天井が高く開放的な平屋」というお施主様のご要望を叶えるために、リビングに天井高5.5メートルの吹き抜けを。
圧倒的な大空間を中心に、すべての部屋がリビングとつながっている。

産直住宅―「東濃ひのき」のふるさと、岐阜県中津川市加子母から木材と大工技術をもって都会で建てる家。
この取り組みで知られるのが中島工務店だ。加子母にある本社を中心に、関東・中部・関西で産直住宅を展開している。
「無垢の木の良さを活かすだけでなく、お客様にモノづくりの楽しさを実感していただき、自分らしい暮らしを実現していただくことを大切にしています」と中島大地・住宅部部長は語る。 中島工務店が「工務店の責任」として取り組むのが断熱性能だ。N様邸があるのは、真冬にはマイナス5℃になろうかという厳しい地域だが、開口部性能の強化により、お客様の希望である「開放的な空間」を叶えた。
「天井まで5.5メートルもある大空間なのに、真冬でもエアコン1台で寒くないんです」と笑顔で話すN様。
新住協で学んだ高断熱の技術はもちろん、南面に大きな窓を取って陽射しを取り込み、無垢の木のぬくもりを最大限に活かした成果だといえよう。 断熱性能の向上はもはや当たり前。中島工務店はその先を見つめ、お客様の様々なニーズにバランスよく応えるために日々多方面からの研鑽を続けている。

迫力ある左右対称の大屋根が印象的な平屋。白い妻壁、黒いガルバリウム鋼板の外壁、そして木部のコントラストが美しく、緑豊かな田園風景に映える。