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断熱リフォーム工事

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リフォームで冬暖かく夏を涼しくする
「断熱リフォーム」は、こんな工事が行われます

田原 義哲
㈱紙太材木店 代表取締役
本社 岐阜県加茂郡川辺町

生活に必要なエリアを暖かく暮らせるようにするゾーン断熱改修 をご存じですか?

断熱改修というと、家全体の改修を思い浮かべるのが一般的かもしれませんが 家全体ではなく生活に密着したエリアだけを断熱改修するものをエリア断熱、あるいはゾーン断熱と言います。
現在、国から補助の出る既存住宅の改修工事は 耐震改修と長期優良住宅化リフォームの二つです。
しかし両方とも家全体の改修工事が必要になります。
家全体を断熱改修する、あるいは耐震改修するというのは、子供たちが独立した後使わない部屋もあるわけで、夫婦二人で過ごすには少し大きくなりすぎた家全体を 改修することになります。
老後の資金や生活費を考えると、使わない部屋まで改修するというのは抵抗があります。
とはいうものの、せめて自分たちの生活空間は健康で暑さ寒さを気にすることのない空間にしたいものです。
今や生活のスタイルは、炬燵に入って手と足を温める採暖ではなく、部屋全体を温める全室暖房が普通の暮らしとなりました。
生活する空間はリビング、ダイニング、キッチン、脱衣室、お風呂、トイレ、寝室。 この最低限、7つの空間さえきちんと断熱されていれば暮らし易さは相当向上します。
その面積は60㎡ほどですから費用も抑えることができます。
今回の例は2階建ての家ですが、改修したのは1階の生活に必要なところだけです。

これからのリフォームについて

一般的にゾーン断熱、エリア断熱と呼ばれる断熱改修では、スタートから断熱を目標とすることは稀で、水回り設備の老朽化や更新に付随して行われるケースがほとんどです。
つまり、リフォームの相談が進行していく中で専門家(建築士や工務店サイド)から断熱改修を提案されることで初めて話がスタートします。
それを後押しするのは住んでいる住まいの劣悪と言っていい温熱環境と数字に裏付けられた改修後の燃費と室内の温熱環境です。
どんなに寒い家でもストーブをガンガン焚けば暖かくなりますが、暖房費はうなぎのぼりになります。
従来の暖房費の半分以下で、生活動線内のエリアを24時間、全て暖かくするのが目標となります。
ポイントとなるのは十分な量の高性能な断熱材、性能の良いサッシ、漏気を防ぐ気密シート、加えて断熱気密の原理原則に則った 正しい施工技術とコストになります。
正しい断熱工事が行われるとリフォームでも24時間全室冷暖房して冷暖房代は従来の半分以下とすることができます。

断熱改修エリアはキッチン、ダイニング、リビング、寝室、トイレ脱衣室、浴室の7つの基本生活ルーム。
この7つの部屋は一日に一度は必ず行くことになる部屋です。

 

 

床、壁、天井の室内側の仕上げ材は全て撤去し骨組みだけの状態にまでにします。

正面、壁の中の黒ずみは結露によるカビ。
サッシのガラス面で起こっている結露が壁の中でも起こります。
原因は室内の水蒸気の移動を防ぐ気密シートが施工されていないことによるもの。

 

 

既存の床の断熱材は親指の幅より少しある30ミリ。
これでは床下の冷気がフローリングを冷やしてしまいます。
いくら室内を温めても、靴下を履いても膝から下は冷たいままです。

新たに床下に取り付ける断熱材。
厚さは75ミリで従来の断熱材より優れたもので1.3倍の性能。
厚さは2.5倍なので従来の3.25倍の性能になります。
それを以前の断熱材に重ねて貼ります。

 

 

断熱材は床下から取り付けます。
隙間なく、そして落下してこないように桟木で押さえつけて床の裏板に密着させます。

新たに入れるサッシは樹脂サッシ、使う場所によってトリプルガラスとペアガラスを使い分けます。
冬の日射を多く取り入れる南側はペアガラス、その他はトリプルガラスを使いたいもの。

 

 

壁の断熱材の取付はコンセントやスイッチにも気を配りながら入れます。
隙間の無いように美しく入れるのがお約束です。
厚さが制限される場合は同じ厚さでより性能の良いものを使います。

壁の断熱材は高性能グラスウールで厚さは9cm、もう少し厚くしたいのですがコストバランスを優先します。
天井には同じく20cmの厚さの高性能グラスウールを取り付けます。

 

 

 

 

壁や天井に貼られているのは気密シート、気密の気は水蒸気の気と空気の気の二つの意味があります。

エリア断熱した生活空間は24時間全室冷暖房で厚さ寒さのストレスがありません。
冷暖房費は全室冷暖房して従来の48%と経済的な負担を感じることはありません。

※この住宅はツーバイフォー住宅です。