新住協 中部東海支部

㈱三浦不動産

三 重 県

㈱三浦不動産
〒518-0481 三重県名張市百合が丘西一番町146
TEL.0595-63-5008
URL:https://www.miura-re.co.jp/
E-mail:yuri@miura-re.co.jp

代表取締役
三浦 保夫

今回「本物の高断熱住宅 漆喰と無垢床の家」というテーマでモデル住宅を建てました。
初めての試みで、うまくいくかなあと心配していました。
寒い季節なので、暖かさを強調した「冷え性・寒がりさんに朗報」というフレーズが御客様の心に響いた様で、多くの方に見に来て頂く事が出来ました。
注文住宅の場合は、完成したら直ぐ御施主様に引渡してしまうので、その家の良さが造り手によくわからない所がありますが、今回は改善すべき所も含め断熱の効果が非常によく理解出来ました。
家造りの方向に確固たる自信が持てたモデル住宅となりました。

冷え性・寒がりさんに朗報!

家中どこにいても暖かい家

LDKに畳コーナーを床から200mm上げて設置しました。床は桧の無垢材、壁・天井は漆喰を塗っています。

冬暖かく、夏涼しい。そんな言葉通りの建物を造ろうと、QPEXで断熱性能をチェックしながらQ値1.2・UA値0.34・C値0.5の性能を持った「緑が丘モデル住宅」を2018年11月に完成させました。 床下にエアコン一台を設置して、全館暖房を試みました。エアコンの風を感じさせない、まろやかな暖かさは見学に来て頂いた御客様に好評で、リビング・洗面・お風呂・トイレ・玄関・2階寝室にいたるまで、どこにいても暖かな家を満喫して頂きました。
「寒いのが苦手」という人は男性より女性の方が多いなあという印象でした。 「冷えは万病のもと」といわれる様に、寒い家は体に悪く、ヒートショックによる心筋梗塞や脳梗塞で、冬の風呂場で倒れる方が後を絶ちません。
室内間の温度差で血圧が急上昇することが原因のようです。
体に負担をかけない健康な家、冷暖房効率が良く家計に負担をかけない家は断熱性能を上げることで実現可能です。 冬が過ぎて、これからの夏も計画通りの性能を発揮出来ると造り手として期待している所です。
伊賀地区にお住まいされている方で、この文面を目にとめられた方は、是非一度「緑が丘モデル住宅」を体感して頂ければと思います。

屋根はガルバニューム鋼板、外壁は小口タイル調のサイディングです。玄関ドアは高断熱ドア「イノベストD50」を使用しています。

2階寝室の床は無垢材の“あずみの松”を使用しています。右手のカウンターは書斎コーナーです。

土間収納からホールに廻れる様にしました。玄関がいつもきれいに保てます。

2階のトイレと洗面所です。洗面ボウルは信楽焼です。

気密測定をしています。室内の気圧を下げて、隙間から入ってくる空気の量を計測します。 この建物の隙間相当面積は74㎠で、家全体の隙間はハガキの約半分の大きさでした。

土間下全面にポリスチレンフォーム30mmを敷込み、基礎の配筋をしました。

付加断熱の施工写真です(高性能グラスウール16K90mm)。
充填断熱(HGW105mm)と合わせると外壁断熱の厚さは195mmです。

桁上に合板を張り、ロックウールを厚さ400mm ブローイングしています。

結露やカビがなく空気も綺麗で、冬でも のびのび暮らせる健康なすまいを実現!

冬暖かくて、夏涼しい家を目指して家造りをして来ましたが、家造りの奥は深く試行錯誤をしながら、最近ようやくお褒めを頂け、自分でも納得できる家が造れるようになりました。 寒い冬でも縮じこまらないで、のびのび暮らせるすまい・夏は通風や換気を利用した涼しいすまい・高断熱をベースにした健康なすまいを提供致します。 トイレの水が、階段の電気がといった、すまいに関するお困り事も地域に密着した工務店として素早く対応致します。 既存住宅のリフォーム工事も設備の入替だけでなく、住宅性能を上げる断熱リフォームを提案して行きたいと考えています。

屋根は切妻にかけ、外壁に木目サイディングを入れ表情に変化を付けました。
サンルーフはリビングから利用します。外出時の急な雨にも安心です。

私達の生活する名張市は周囲を緑に包まれた自然豊かな街です。海岸線が長く温暖な三重県の中にあり、山間部に位置する名張市は夏は比較的過ごしやすいものの、冬はマイナス気温を何度も記録する寒い土地柄です。
大阪のベッドタウンとして昭和40年代から平成の初めにかけて、数多くの住宅が建築されました。不動産の仕事でこの時期の中古住宅を売買させて頂く時に気が付くのは程度の差があるものの窓枠や床板が例外なく結露で傷み、壁のクロスがカビていることでした。アルミサッシの単板ガラスに開放型の灯油ストーブを使えば、今考えれば結露は必然だったのですが。 冬寒い地域では、どんな家を建てているのだろうか機会があれば見てみたいと思うようになりました。
そんな時期に新住協が大阪で研修会を行うということを知り出席させて頂きました。Q値?C値?何のこっちゃ?と思いながら、もう15年程になります。
床下を室内空間と考える基礎断熱。
その床下に暖房機を置く床下暖房。 天井からの熱気や冷気の気流を止める桁上断熱。
壁に外からも断熱材を施工する付加断熱等、多くのことを学びました。
今、私達は地震に強く、冬でものびのび暮らせる健康な住まいを目指して家を建てようとされる方をサポートしています。

太陽光パネルを南西の屋根に搭載。年間の光熱費をゼロ円にします。

リビング右手の和室は茶の間として、キッチンのカウンターは子ども達の勉強机として、その左手はお父さんのパソコン台とて、パソコン台の左側の掃出には洗濯干場のサンルーフ。
家族の集うリビングに機能を集めました。

キッチンはパントリー・食器棚・家電収納と奥様の要望が全て入りました。 カウンターの下はゴミ箱置場です。

2階寝室です。
奥に見えるのはウォークインクローゼット、布団収納もあります。

シューズクロークとコート掛けを土間収納の中に設置しました。
ベビーカーのスペースも取りました。ニッチもかわいいです。

キッチン・洗面・浴室の水廻り動線を横一線に取りました。

防蟻処理加工したアリダンシートを敷込み、その上にポリスチレンフォーム30mmを土間下全面に敷いています。

付加断熱の施工写真です(高性能グラスウール16K 55mm)。
充填断熱(HGW105mm)と合わせると外壁の断熱厚さは160mmです。

桁上に合板を張り、ロックウールをブローイングしています。 厚みは300mmです。