新住協 中部東海支部

㈱ミノワ

岐 阜 県

㈱ミノワ
〒509-1431 岐阜県加茂郡白川町黒川2478-6
TEL.0574-77-1255
URL:http://www.minowa.biz/
E-mail:fujii@minowa.bi

代表取締役

藤井 拓巳

暮らしやすい家を造るためには、家の断熱性能を高めることは必ず必要な事だと思います。
日本にはせっかく四季があるのだから、「冬の寒さ、夏の暑さを楽しみながら生活する」という考え方も美しいとは思います。
しかし現実に生活して行く上では日本の気候は厳しすぎます。
凍える冬に誰もいない家に帰っても、家の中はちゃんと温かい。
夏に汗をダラダラ流しながら帰宅すると、ひんやりとした空気が待っている。
そんな生活を少しでも多くの方々にお届けする事が出来れば嬉しいです。

私たち建築に携わる者は、家づくりによってこの世の中で生かされています。
常に知識と教養を高め、技術を磨き、より丈夫・より健康的で、快適かつ購入しやすい価格の住宅を世に送り出すことが使命と考えております。
住まいは少数の職人が造るものではなく、非常に多くの人々の手によって造り出されています。
ミノワはお客さまと多くの職人たちとのコミュニケーションを大切にしながら、良心的な家を、世の中に少しでも多く送り出したいと考えております。

伝統の技と先端技術の結晶

超省エネ和風住宅

玄関へと続く石畳のアプローチ。

古来日本の家は、夏対策に重きがおかれ冬の寒さに対してはおざなりにされて来ました。

そのため現在でも、伝統的な和風建築は寒いという印象を持たれている方も少なくありません。

しかし実際には、現代の断熱技術を正しく使用する事で、住宅のデザインとは関係なく、冬も夏も快適に過ごすことの出来る家を造る事が可能です。

和風住宅は寒いという印象を持たれている方が多いという事は、私達住宅業界の取り組みが足りていないことの現れでもあります。

住宅の温熱環境を良くし、冬も夏も快適に過ごせる家を造っていくことは、今の時代では当然の事です。

しかし実際には、省エネ住宅とは名ばかりの家がまだまだ多いのが実情です。

ミノワでは、伝統的な職人の技術を大切にしながら、新しい技術も積極的に取り入れることで、少しでも良い家を目指して取り組みを続けています。

今回紹介している建物も、和風住宅の良さは活かしながら、快適に生活するための断熱性能は妥協なく取り組んだ住宅となっています。

和瓦が美しい外観。夏の酷暑対策には、軒の深さが重要です。

東濃ひのきの柱が映える居間。

木の香りが漂う家事室。

作り付けの棚で、収納量たっぷりの納戸。

玄関の窓には内障子を採用。下駄箱のデザインにもこだわっています。

落ち着いた雰囲気の和室。窓際にみえるスリットは、床下の通気口です。

キッチンから居間を望む。キッチン脇には大容量のパントリーを配置。

二階ホール。飾り窓の細工に職人の技が光ります。

杉の一枚板を使用した書斎。

洗面室の壁には水に強い椹(サワラ)を張っています。

お施主様の夢を形にこだわりいっぱいの平屋住宅

勾配天井にしたことで拡がりを感じるリビング。

「ミノワさんの家を見に行くと、一軒一軒全て個性が違うから面白い。」見学会に来場されるお客様が、よく口にされるお言葉です。
この言葉の通り、ミノワの家のデザインや間取りは本当に様々です。
そんなお施主様に合わせた十人十色の家造りの中で、ミノワがこだわりを持って取り組んでいる事が、住宅の温熱環境を良くすることです。
二十年以上前から住宅の高断熱化に取り組み、現場の職人さんと共にその技術を磨いてきました。
今回紹介させて頂く家のお施主様も、ぜひ高断熱住宅を建てたいというお客様でした。
ミノワの家造りは、何度も打合せを重ね、お施主様と相談し納得して頂きながら、使用する断熱のグレードや仕様を決めていきます。
決めることが多く大変な面もありますが、その分お施主様の想いが建物の隅々にまで詰まった、ここにしか無い家が出来上がります。

外壁には木材とガルバリウム鋼板を使用。

お施主様とご家族。

ダイニングの様子。

キッチンからリビングを見渡す。

シックに仕上げた和室。

手造りの洗面台は便利な2ボウルタイプ。

脱衣室の収納も一工夫してあります。

家に一歩入ると木の香が漂います。

人気の土間収納。

都会のオアシスの秘密は伝統の土壁と厚い断熱材のコラボに有り

リビング全景。高い天井を採用したことで開放的な空間が拡がる。

ほっと落ち着ける空間。
心地よい木の香りの漂う室内は、爽やかな涼しさと静寂に包まれています。
大都市の喧騒、蒸し暑さ、嫌な臭い等とは無縁の快適な生活空間が実現しました。
それは温熱環境を第一に考えたミノワの家造りの賜物です。 弊社の施工エリアである愛知県、岐阜県は太平洋側の気候帯に属します。
冬場でも晴れた日が多く、日中は比較的暖かい地域です。
その半面、夏場は高温多湿の過酷な環境となります。
そのような地域特性を活かす工法として、弊社では断熱材を利用した高断熱工法に、伝統的な土壁を組合せた土壁高断熱工法に力を入れて取り組んで来ました。 土壁は、桧の小舞(下地)の上に昔ながらの左官塗りで施工しています。
断熱材の室内側に設けられた土壁は、冬場の日中には太陽熱をたっぷりと蓄え、夜間の 温度低下を緩やかにします。
また夏場には室内の温度上昇を緩やかにするとともに、調湿効果も加わり、土蔵に入ったときのようなひんやりとした空間が拡がります。 そんな土壁工法の性質と断熱建材による確かな断熱能力によって、夏の名古屋市の過酷な環境の中でも、快適な生活空間をお施主様に提供しています。

リビングを見上げる。落ち着いた雰囲気の内装。

無垢の家によく溶け込むテレビボードは家具職人の手仕事で作成。

クローゼットがしっかりと用意された寝室。高い窓から優しい光が差し込む。

収納の内装に杉の羽目板を使用することで、湿気を抑えます。

外部環境に配意し、光はリビング上部から採り入れる事としました。

和の雰囲気の玄関。建具の一つ一つにも拘っています。

使いやすさに拘ったサニタリールームは洗濯物も干せます。

たっぷり収納で家具が無くても大丈夫。

広々としたトイレは、将来車椅子で利用出来るよう計画しました。

熱交換率90%の熱交換換気扇は、床置型でお手入れが簡単です